01：03
カツオの餌となるグルクンの稚魚を、船の生簀にいれる。十分な生餌なしに大漁はない。

01：29
カツオ船に奉る船魂(フナダマ)に、願い酒(ニガイザケ)を捧げる。

続いて火の神に祈る。
船の神はフニヌカンという。

01：42
出航。海から大主神社(オハルズ)に向かい、大漁祈願をする。

最初の漁場のパヤオ(浮き漁礁)までは２時間余り。
漁が始まるまで、漁師たちは思い思いにくつろぐ。

05：10
夜明け前。漁場に到着したカツオ船はエンジンを切り、群れの動きを静かに探る。

06：37
魚探がカツオの群れをとらえると、生餌をまき、放水。カツオの群れとの戦いが始まる。

漁師たちはカツオを次々に釣り上げる。多いときは3時間ほどで3トンものカツオが上がる。

09：35
一仕事を終え、釣り上げたばかりのカツオをさばく。漁師の朝メシの時間だ。

炊き立てのごはんと味噌汁、カツオの刺身。毎日食べても飽きることはない。

戦いすんで帰途へつく。

12：11
帰港。水揚げと出荷。

13：03
今日も大漁。
晩のおかずをぶら下げて、家路を急ぐ。

漁師たちの暮らしを見守るのは大主神社(オハルズ)。佐良浜の人々の信仰の中心だ。

[Phot by Akutagawa Jin]